相続問題はどこの家でも頭を悩ませる問題になりがちなようです。それまでどんなに仲良く暮らしていた兄弟でも相続に関する問題に直面すると多くの場合誰もが満足できる内容にするのは難しく、相続の手続が終了してからも関係がギクシャクしてしまうことが珍しくないようです。叔母はとても献身的に舅の面倒を見続け、最期まで自宅で看取りました。おじはとてもおとなしい人で、自分の姉や妹に対しては強く言えないため、叔母はとついでから何かといやな思いをすることが多かったようです。そして舅を看取った後に訪れた相続問題でもやはり酷く理不尽な扱いを受けて憤慨していました。舅は相続問題でもめないようにと嫁いだ自分の娘たちに生前に少しまとまったお金を渡し、自分に何かあったら後を継いでいる叔父に全て相続させるように言い含めてあったようなのですが、いざ父親がなくなってみると叔父の姉や妹たちは自分たちにも相続権があると主張してきたようです。たしかに相続権は法律的にはあるのですが、相続の際にもめることのないようにと生前に父親から贈与を受けていたにもかかわらず、それはそれとして受け取って権利は別に主張してくるというなんとも虫のよい要求をしてきました。そこで本来ならば父親の意志を大切にしようと叔父がぴしゃりと言い放てばよいのですが、気の弱い叔父には中々そんなことは特に姉に対しては言えず、ぐずぐずと迷っていました。叔母はいくら自分が献身的に舅の面倒を見たとしても相続権がないためこの件に口出しは出来ないと思っていたようなのですが、あまりに理不尽な言い分にさすがに腹を立てていました。しかも相続問題をさらに複雑にしてしまっているのが叔父の姉の夫の存在です。自分には相続権はないにもかかわらず、法定相続分はきっちりと受け取ってくるように言っているようで、叔父の姉は自分の要求を曲げる気持ちはサラサラないようです。血を分けた兄弟で争うなんて最も避けたかったことだと思うのですが、叔父は自分で解決することは出来ず、対策を弁護士に相談するようです。